2009年3月19日(木曜日)

新型護衛艦「ひゅうが」に思う

カテゴリー: - sugi @ 10時02分52秒

 

昨日、新型護衛艦「ひゅうが」が完成し海上自衛隊に引き渡されました。

 

以下、昨日の産経ニュースからの抜粋です。

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 海上自衛隊で初の“空母型”ヘリコプター搭載護衛艦「ひゅうが」(13、950トン)が完成し、18日、横浜市磯子区の造船所で海自に引き渡された。

 全長197メートル、乗組員約340人。これまで護衛艦で最大だったイージス艦「あしがら」(7、700トン)などを大きく上回る海自最大級の艦艇。空母のような広い甲板では、同時に3機の哨戒ヘリが発着可能。艦内には大きな格納庫を備え、最大で11機のヘリを搭載できる。
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実は、前職でこの護衛艦の設計支援に関わらせていただきました。

 

ニュース記事からもお分かりのように、日本最大最新鋭の護衛艦ゆえに、非常に難易度の高い設計が求められ、全船フル3次元設計で挑むことになりました

 

数年間にわたり、数百万点を数える部品を全て3次元CADで設計し管理するという、比類無き挑戦をしたわけです。

 

当然難しい局面に何回も直面しました。
あまりの物量に、CADやPDM(製品データ管理システム)が立ち往生してしまったこともあります。
最大で同時に100人規模の設計者が関わる一大プロジェクト。当然ながら、もの凄い数の設計変更が発生します。その管理も大変です。

 


そんな難しさがわかってきたときに、私達に声が掛かりました。

 

「単なるIT技術者を越える、業務のわかる高技能技術者集団で社会に貢献したい!」

 

それが私の夢です。
そんな夢の下に集まって来てくれた仲間たちに白羽の矢が立ったのです。

 


幾多の挫折した3次元CAD導入を立ち直らせてきた私達が、16DDH「ひゅうが」と出会った瞬間です。

 


お客様側プロジェクトに合流し、様々な活動をしました。

業務プロセスを見直す、最新鋭CAD、PDMなどのITツールのメリットを生かし、デメリットを最小限に抑える、・・・

 


思い出は尽きません。
当時の私の部下がお客様と一体になり、この難しいプロジェクトを成功させ、昨日の引き渡し式へと導いてくれました。
もちろん、お客様側の圧倒的な主体性がなければ成功し得なかったでしょう。
同時に、数々の機械設計の3次元化を支援してきた私達技術者の経験なくしても為し得なかったでしょう。

 

今、数百人の汗と努力が実り、最新鋭護衛艦「ひゅうが」が就役しました。
巨大災害が来ても大活躍して私達の生命を守ってくれるでしょう。

 

 

以上は、3次元設計領域におけるエピソードですが、プルーブではサプライチェーンまでの広い領域をカバーして、いわゆるワンストップソリューションを提供しています。

プルーブのソリューションは、この厳しい環境下に勝ち残りそして発展するための業務プロセス改革をお手伝いするものです。

 

今進行中のいずれのお客様も社会に貢献する製品を送り出している立派な企業です。それらのものづくりをご支援させていただいていることの重大さを改めて実感しました。

 

私も少しは社会のお役に立てたような気にさせてくれる嬉しいニュースでした。


2009年3月1日(日曜日)

業務ストラクチャの見える化とは

カテゴリー: - sugi @ 16時54分44秒

業務ストラクチャの見える化のお話しをしました。
業務シーケンスの見える化は、比較的手軽にできるので重宝されています。
代表的な例として、ISO9001の品質保証体系図や内部統制の業務フロー図などがあります。

 

しかし業務改革に使うには、これらの業務シーケンスを示しただけの業務フローでは不十分なのです。
業務改革では、「今実際」「現場」「どんな現実」が起きているかを把握する必要があります。
それらの事実を局所的な視野でなく、総括的に認識できることが求められるのです。
そのために、業務シーケンスだけではなく、業務ストラクチャを見ることが大切なのです


企業の業務というのは、人、物、金、情報など、様々なものが流れて成り立っています。
それらの流れが業務プロセスを紡(つむ)いで、複雑な業務フローが有機的に機能しているのです。

 

業務改革が必要なのは、業務機能不全が起きているからです。
環境の変化に「業務プロセスの何か」「業務プロセスのどこか」が不適合を起こしているからです。

 

だから、今、あなたの会社がどのような業務プロセスで活動しているかを見える化し、
そのどの部分にどのような問題(業務阻害要因)があるのかを対応付けることにより、
業務改革のテーマが見えてくるのです。

 

プルーブでは、CPF(Current Process Flow)という様式で、現状の業務プロセスを見える化します。

 

これまでたくさんの業務プロセスを改革してきたプロセスバリューエンジニアが、
職場毎に何名かの方たちにインタビューを行ない、まず職場単位でのCPFを作ります。
そのCPFには、業務そのものと同時に、それら業務を紡いでいる情報や帳票も拾い出されます。

 

その後そのCPFを持ち帰り、分析して、組織や人に付いた仕事を業務機能毎に再構成し直します。
これにより業務ストラクチャが明確に見えてきます。
このような分析を通じて、業務ストラクチャの特徴や問題点が抽出されるのです。

 

 

ところで、業務改革活動のテーマが「コスト削減」「品質向上」など漠然としたまま、具体的な行動計画に展開できていないケースが時々見受けられます。
そんな場合でも業務プロセスを見える化すれば、それを分析することによって、具体的で意義のある活動テーマが見つけられます。

 

まず必要なのは、業務改革断行への決意を固めることです。
そうすれば道は開けるのです。


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